残像メンタルトレーニングメソッド

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利き脳の見分け方

2013年10月17日

ここで、「利き脳」の話に戻ると、右脳思考型の人は右脳が利き脳ということになり、左脳思考型の人はその反対である。
では、利き手は、利き脳に関係があるのだろうか?

生まれたばかりの赤ん坊には、利き手がないと言われる。
はっきりするのは2~5歳の頃で、これはちょうど、片言ではない言語能力が身につく時期である。
ここで、だいたい7~8割ぐらいの人が右利きになるというから興味深い。

というのも、言語機能は左脳に集中しているからである。
その左脳が活発に働きはじめる頃と軌を一にして右利きが誕生するケースが多いということになる。

これと同様の関係が、歴史的にも見られる。
人類は、そもそもアウストラロピテクスの頃から右利きが多いのだそうだ。
ラスコーの洞窟壁画を調査した結果によれば、これを描いたクロマニヨン人も7割ぐらいが右利きだったのではないかと想像されている。

人類をほかの動物と区別する大きな特徴は、言葉を話すこと。
つまり、言語中枢のある左脳が発達するのが宿命であって、だからこそ右利きが多い、と言えないこともない。

しかし、さすがにそんな暴論を吐く学者はいない。
もし、そうだとしたら、左利きの人は言語能力に劣るということにもなりかねないし、そんな統計は存在しない。

では、どのようにして自分の利き脳を知ればよいのだろうか。
ここで、指の組み方や腕の組み方の登場である。
これらが利き脳に大いに関係がある、と指摘したのは、京都大学名誉教授の坂野登氏。
組んだときに右の親指が上にくれば左脳が利き脳、また右腕が上にくればやはり左脳が利き脳で、それぞれ反対の場合は右脳が利き脳となる。

一例として、腕を組むとき、巨人の長嶋監督や西武の東尾監督は左腕が上になり、阪神の野村監督や中日の星野監督は右腕が上になるとある雑誌に書かれていたから、テレビで確かめてみるとよい。
前者の監督は直感力に優れており、後者の監督は綴密な計算に基づく野球をモットーにしていると、巷では考えられている。

ちなみに私はどうかというと、指を組むときは右の親指が上で利き脳は左、腕を組むときは左腕が上で利き脳は右、となってしまう。
これが、どちらも利き脳であるということの証なら嬉しい話だが、どちらもたいして利いていないということなら、がっかりである。

こういう人も案外いるらしく、その人たちのためにもちゃんと説明が用意してある。
つまり、指組みは入力(理解)に関する利き脳を示し、腕組みは出力(表現)に関する利き脳を示すのだという。
とすれば、私は、論理的に物事を理解し、それを直感的に表現する人間ということになる。
当たっているような、当たっていないような……。

ところで、利き手、利き足があると考えれば、ほかの一対になっているものにも、よく利くほうがあることに気づく。
口はひとつしかないが、これも含めて五感について言えば、次のような傾向のあることがわかる。

○視覚…私たちは、どちらかの目を主体にものを見ている。正面にあるものを指差して片方ずつ目を閉じたとき、ずばり、その目標に指先が合っているほうの目が「利き目」。
○聴覚…電話で話をしていて急に相手の声が聞き取りにくくなったとき、受話器を持ち替えて聞くほうの耳が「利き耳」。
○嗅覚…何か強い香りのするものを、左右の鼻の穴に近づけてみるとわかる。よく香りの嗅げるほうが「利き鼻」。
○味覚…いつも食べ物を噛んでいる側の舌のほうが、味覚に敏感なはずである。そちらが「利き舌」。
○触覚…よくはわからないが、右か左かどちらかに触れられたときが、もう一方より敏感に感じるのではなかろうか。そちらを「利き肌」とでも呼んでおこう。

余談だが、歌手や俳優のなかには、顔写真をどちらか一方の側からしか撮らせない人がいると聞く。
してみると、「利き顔」なんてものもあるのかもしれない。