残像体験レポート6 それぞれのカードの効果について
【リラックスカード】
私は個人的にリラックスカードが気に入っています。
このカードは基本セットの中で唯一背景が真っ赤に塗りつぶしてあるカードです。
この赤は、残像として現れるときには青系統の色として認識されます。
わたしの場合は抜けるような鮮やかな青ではなく、少しくすんだ懐かしい青色として見えています。
この青色が鳥が羽ばたいている空の色になり、魚が泳ぐ水の色になっています。
青は水道栓の冷水を認識させたり、冷静さを感じさせたりするのに使われています。
「冷たさ」や「静的なもの」「重たいもの」を連想させます。
でも、自然界のかなり多面積を占める色でもあるのですね。
この広がる青色をバックに浮かび上がる鳥や魚のシルエットはわりと輪郭がはっきりとしています。
とても単純に言ってしまえば、シンプルでわかりやすい、目に残りやすい図柄です。
かつ、自然界の青が目に入ってくるのでとても心地のいい残像なのです。
【集中カード】
先日出掛けたとき。
そのときはカードは持っていませんでした。
ふと思いついて、いつも見ているカードの図柄の残像が、何もないこの状態で見ることができないかどうかを試してみようと思いました。
結果は…
無理でした(笑)
カードの図柄を思い描くことはできます。
でもそれは記憶をたよりに脳内に実像を結ぼうとしているだけです。
どれだけその作業を繰り返しても、まぶたの裏に見えてくるのは、ランダムな色の、混沌とした塵のような欠片ばかりです。
思い描きやすい図柄は…そうだ、集中のクロス柄。
そう思って水平線を見ようと必死になります。
そのあと、なんとか垂直線を見ようと集中してみます。
そのときに気がつきました。
直線は残像として見ようとして思い描きやすいものなのだと。
同時に、この作業をしているときに、自分がそれだけに専心していて、「集中が持続している」と。
【ターゲットカード】
ターゲットカードは、同心円のモチーフが印象的なカードです。
正直、ハート柄は残りにくい。多分色使いのせいでしょう。
ハートはすぐに背景の色に溶け込んで輪郭を失います。
それでも、中心から外円に向かって波打つ動きが感じ取れます。 それを受け止める肌色の二つの手が見えます。
双葉のほうは、同心円がくっきりとした黄色として強烈に残ります。
これもまたハートの同心円と同様、じんわり外に広がる動きを伴っています。
もしかすると、この「外に向かってじんわりと広がる動き」がいいのかもしれません。
確実に自分に沁みこませるように、薬の効果がじわじわと効き始めるように、コツコツとした積み重ねが確実に自分の力になっていくようなイメージと重なり合います。