R/C/T 残像メンタルトレーニング

R/C/T 残像メンタルトレーニング

高岸弘のコラム

2011.10.03
高岸弘のコラム

残像カードは「超インスタントZEN」

リラックス状態を示すα波にしろ、集中状態を示すFmθ波にしろ、数ヵ月の訓練で脳波が自在にコントロールできるようになるのであれば、誰でもやってみたいと思うだろう。
実際、「バイオ・フィードバック法」は、心身症や神経症の治療のためだけでなく、集中力を高めたいスポーツマンや柔軟な発想力を求められるビジネスマンに、盛んに利用されるようになっていると聞く。

しかし、これには脳波探知センサーが必要である。
今日では、α波ブームに後押しされるようにして、軽量・小型の脳波探知センサーがさまざまな形態をとって市販されている。
説明書や教本のようなものがついて、価格は10万円前後といったところだろうか。

これを高いと思うか、安いと思うかは人それぞれである。
効き目があるかどうかについては、私は試したことがないから何とも言えない。
私には「残像カード」があるから、試す必要がないのである。

残像カードで「リラックス」や「集中」が得られることは、スポーツ選手の数々の実例が証明している。
それに伴ってα波やFmθ波が検出されることも、いくつかの実験から明らかになっている。
訓練は数ヵ月もあれば充分だし、「バイオ・フィードバック法」のように機械の助けを借りる必要もない。
カミヤの手法に対するアメリカでの評判にならえば、「残像メンタル・トレーニング」は「超インスタントZEN」と言えなくもない。

カードを凝視し、目を閉じて残像を追いかけるという行為は短時間で済むから、「ルーティン」にするには好都合だ。
かつて、京都のある小学校で四年生のクラスに残像カードを使わせたところ、授業に集中する度合いが格段にアップしたことがあった。
それを聞いて、いくつかの学習塾がこのカードを利用している。
授業を始める前に「ルーティン」として子供たちに残像を追いかけさせると、それまでの雑念や落ち着きのなさが消え、スムーズに授業に入っていけると喜ばれている。

以前、設計の依頼を受けてある宗教団体の会議に出席したときの印象は強烈だった。

会議室に招き入れられると、そこには”おみたま”が置かれている。
「高岸さんは何もしなくていいですから、後ろに立って見ていてください」 と担当者が言うから、何事が始まるのかと興味津々で見ていた。

全員が起立し、”おみたま”に向かって、部外者には何だかよくわからない儀式めいた行為。
あとで聞いたところによると、「今日の会議がうまくいきますように」と念じていたのだという。
念じる内容はそのときによって少しずつ違い、要するに「今日は○○の会議で、○○を成功させようと思っていますので、どうかよろしく」ということらしい。

これを、いかにも宗教団体にありがちな怪しげな行為と侮ってはいけない。
一連の儀式を終え、「さあ、始めましょうか」と言って席についたときには、私を除いた参加者全員の頭の中が、会議のテーマでいっぱいになっている様子が見てとれた。
ピントのはずれた発言をする者は、誰一人いなかった。

これは、一般の役所や企業の会議に応用していいことだと思う。
学校や学習塾の場合と同じく、たとえば会議を始める前、「リラックス・カード」や「集中カード」で気分転換と集中力の養成を図り、次いで「目標達成カード」で会議のテーマを再認識する。
そうしておいてから会議に入れば、いたずらに時間を空費することもあるまい。

ある生命保険会社が現在、残像カードを朝礼の時間に採り入れている。
一日の始まりにあたって、社員全員の意思統一を図ろうというのである。
それ自体は決して悪いことではないが、私としては、朝礼といった漠然とした場面ではなくて、もっと具体的な目標や行動が設定されている場面で使うほうが、より効果的ではないかと思っている。

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